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ナポレオンの愛馬「マレンゴ」の紹介

馬って?

1.はじめに

フランスの政治家・軍人として知られているナポレオン・ボナパルトは、19世紀初頭にフランス革命後の混乱を収拾し、フランス帝国を築き上げました。
戦術の天才として知られ、幅広い改革を実施しました。
そのナポレオンの肖像画「アルプス越えのナポレオン」の中で、ナポレオンが騎乗している馬がマレンゴです。
マレンゴは、ナポレオンの愛馬で、その名前はマレンゴの戦いに由来します。
当記事では、マレンゴについて紹介します。

「アルプス越えのナポレオン」の絵画
「アルプス越えのナポレオン」(1801年作) 作者 ジャック=ルイ・ダヴィッド

2.マレンゴ

マレンゴは、アラブ種の葦毛で、ナポレオン1世が所有した130頭の馬の中でも特にナポレオン1世が気に入っていた馬でした。マレンゴは、小柄な体格で体高は145cmでしたが、ナポレオン1世が小柄だったため、騎乗しやすい馬として愛用されていました。

マレンゴは、1799年にエジプトからフランスに連れてこられ、ナポレオン1世の所有馬になりました。
名前は、ナポレオン1世が勝利したマレンゴの戦いに由来します。
マレンゴは、並はずれた名馬で、足が速く、戦場の喧噪にも動じない性格でした。
伝説によれば、朝の飼い葉前の運動で50マイル (80Km) 、食後の運動に5時間で80マイル (128Km) を走破したという逸話もあります。

マレンゴは、戦場で8度の戦傷を負いながら、ナポレオン1世を数多くの戦場で支えました。
1805年のアウステルリッツの戦い、1806年のイェーナの戦い、1809年のヴァグラムの戦い、1815年のワーテルローの戦いなど、多くの戦場でナポレオン1世を乗せて駆け抜けました。

しかし、ワーテルローの戦いの後、マレンゴはイギリス軍に捕らえられ、イギリスに連れて行かれました。そこで種牡馬として余生を送りましたが、38歳の高齢で死んでしまいました

現在、マレンゴの骨格は、イギリスの国立陸軍博物館に収蔵されています。

マレンゴは、ナポレオン1世にとって不可欠な存在であり、戦場での活躍は伝説的なものでした。
彼の忠誠心とスピードは、ナポレオン1世を敵陣から守る上で重要な役割を果たしました。

今でも、 マレンゴは伝説的な名馬として、人々の心に残っています。

イギリスの国立陸軍博物館に展示されるマレンゴの骨格標本
イギリスの国立陸軍博物館に展示されるマレンゴの骨格標本(DenesFeri 2011年撮影) 

3.おわりに

ナポレオンの肖像画「アルプス越えのナポレオン」の中で、ナポレオンが騎乗している馬はマレンゴですが、実際は悪路を走破する必要があったことから、マレンゴには乗っておらずラバ(注)に乗っていたと言われています。
ナポレオンの雄姿を描くために、愛馬「マレンゴ」に差し替えて画家に描かせたということです。

(注)雄ロバと雌ウマの交配でつくられた種間雑

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