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乗馬の落馬って?落馬の仕方、落馬の原因、落馬しないコツを解説

乗馬

乗馬は、スキーやスノボ、マウンテンバイクと同じくらいの危険性を持ったスポーツと考えられますが、馬という生き物が絡んでくるため、他のスポーツにない不確定要素が増えてきます。
時として、馬が急停止や急発進をしたり、跳ねたり、転んだりと人が想像していない動きにより、バランスを崩して落馬したり、振り落とされることもあるスポーツです。

1.乗馬 落馬の仕方

乗馬で飛越後の落馬

落馬をしたいと思う人はいませんが、馬に乗っている以上落馬は付き物と考えた方がよさそうです。
では、落馬の際に少しでも怪我のリスクを減らすにはどうしたら良いでしょうか。
私は、以下のように考えてます。

1.1 地面に倒れるまでは

落馬してしまった際には、地面に倒れるまでは少なくとも手綱を持っていることです。


手綱を握っていれば、落ちていく過程で手綱に引かれて手が上がって足から着地しやすくなるからです。
足から着地することで、首や頭を守れます。

1.2 地面に倒れる瞬間は

落馬してしまった際には、地面に倒れる瞬間は自分自身の体を守るために受け身を取ることが重要です。

プロのジョッキーの世界では、柔道の受け身が推奨され、JRAでは競馬学校の授業の一環として柔道の受け身を取り入れているとのことです。
落馬してしまった瞬間に、顎を引き、体を丸めるようにして、手で地面をたたき、受け身を取ることで頭を守ります。

1.3 柔道の受け身

受け身は、地面につく際に身体的なダメージを軽減するために行う防御の体勢であり、一般的に「後ろ受け身」、「横受け身」、「前受身」、「前回り受身」の4つがり、これらの動作を落馬の際の落下時に応用することが大切と言われてます。

①馬が急発進したことにより落馬
 この場合、騎手は後ろ向きに落ちてしまうケースが多く、「後ろ受け身」を取ることが適切と考えます。

②馬が跳ねたり、障害などを飛越している際に人と馬が逆方向に向いてしまい落馬
   この場合、騎手は馬の真から滑り落ちるケースが多く、「前受身」、「前回り受身」を取ることが適切と考えます。

③障害などで馬が急停止してしまい落馬
  この場合、騎手は馬の首の脇から前方に頭を下にして落ちるケースが多く、「横受け身」を取ることが適切と考えます。

2.乗馬 落馬の原因

落馬には、事前に予想できるものと、突然発生するものがあります。
突然発生するものについても、馬に乗ることが慣れてくると予測できることもあります。

葦毛の馬が跳ねて落馬したシーン

2.1 事前に予想できるもの

・馬が元気だった
・手綱を強く引っ張り過ぎ馬が嫌がった
・拍車が強くあたり馬が嫌がった
・鞭でたたき馬が嫌がった
・きつい(難易度の高い、例えばフライングチェンジなど)扶助により馬が嫌がった
・乗りてのバランスが悪く馬の腰にドスドス乗り馬が嫌がった
・回転の時に内方姿勢を取り過ぎバランスを崩した
・足元が悪く馬が嫌がった
・障害物を怖がり急停止した、障害の踏切りが合わず急停止した
・部班で周りの馬のペースが遅すぎ嫌がった
・馬が背中が痛い

・・・

2.2 突然発生するもの

・予期せぬ場所から人や動物が突然現れ馬が驚いた
・物見をして跳ねたり急停止をした
・周りの馬のトラブル(跳ねる、暴走など)に巻き込まれ共鳴した
・突風が吹きラチなどが倒れた
・車のクラクションや荷物の揺れる音に馬が驚いた

・・・

3.乗馬 落馬しないコツ

障害前で馬が飛越を虚子し落馬するシーン

3.1 馬が跳ねそうだ、暴走しそうだと察知した時

①騎手は、そうなった状況を想定し、上体を起こし、踵を下げてください。
前かがみにならないでくだださい。
②騎手は、真ん中(中心)に乗り、バランスを保ち、前、横、後ろにバランスを崩したら中心に戻してください。

3.2 馬が跳ねた、暴走した時

①騎手は、上体を起こし、踵を下げてください。前かがみにはならないでください。
ただし、暴走した時は、極端に上体をそらさないでください。上体をそらし過ぎると、騎手は後ろ向きに落ちてしまうことがあります。
②騎手は、真ん中(中心)に乗り、バランスを保ち、前、横、後ろにバランスを崩したら中心に戻してください。
③騎手は、馬を直線を走らすのではなく、輪乗りを繰り返し馬を減速させ、落ち着かせください。
なお、輪乗りはいきなり小さな円を描くと勢いのある馬だと騎手と馬が人馬転する恐れがあるので、注意を払う必要があります。
④騎手は、馬の反動や跳ねに合わせて体をついていくよう心掛けてください。
⑤ハミ受けをし、馬の顔を上げさせないようにし、手の内に入れるようにしてください。

3.3 馬が前につんのめった時

・騎手は、上体を起こし、手綱を引っ張り、馬の顔を持ち上げて引っ張りあげてください。

3.4 馬が立ち上がった時

馬が立ち上がり、・騎手は、首に抱き着いている

・騎手は、首に抱き着いてください。
時として、たて髪を持つこともよいと考えます。

3.5 馬が障害物などの前で急停止した時

・騎手は、上体を起こし、踵を下げてください。前かがみにはならないでください。

4.落馬で備える道具(乗馬用ヘルメット、ボディプロテクタの着用)

ヘルメットを着用して飛越している

4.1 乗馬用ヘルメットの着用

ヘルメットをすることは言うまでもなく、参考までに、FEI(国際馬術連盟)でも、2021年1月から馬場馬術でもハットでなくヘルメットの着用が義務付けられてます。
ヘルメットは、必須のアイテムとなってきている状況です。

4.2 乗馬用ボディプロテクタの着用

 落馬や不慮の衝撃から身を守る為の対策として、ボディプロテクタの着用も考えられます。
ボディプロテクタの種類は、大きくわけて、ふつうに防護するベスト、エアバック式の2種類があります。
エアバッグ式は、落ちるときにガスで膨らむタイプのものです。

エアバッグ式では、ヒットエアー・エアバッグの人気が高く、内蔵されたエアバッグが落馬などによってライダーから一定の距離”離れた瞬間にキーボールが抜け、キーボックスが作動し、カートリッジボンベよりCO2ガスが首・背中・胸・脇・尻などのエアバッグ(気室)に送り込まれ人体への衝撃を緩和するシステムです。

5.おわりに

 馬のわがままに対し、馬が反抗して跳ねたり暴走するから、状況によっては落馬するからと騎手が引いてしまうと、馬は「人はビビらせたら大人しくなる」といった経験を積ませることになるため、反抗したら、叱ることも大切と考え私は馬に接するようにしてます。

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